おかげで、数字に超厳しい経理担当からもめちゃくちゃ褒められたほどです。
-本文中

(最終更新 2025年11月14日)

【Shopifyレポート】毎月の在庫と販売数を一目で確認したい!「商品別の毎日販売された在庫最」とは

Shopifyのレポート機能「商品別の毎日販売された在庫」の見方をわかりやすく解説。期間指定、在庫販売数と期末在庫数の違い、返品時の注意点までまとめました。在庫管理の手間を減らしたい方に役立つ内容です。

現在運用しているファンクラブサイトで、先日からグッズ販売をスタートしました。

コンサートなどで売れ残ったグッズが中心で、種類はおよそ20点ほど。販売自体は順調に進んでいたのですが、ある日ふと「ところで、入庫した時点の在庫数って何個だっけ?」「今月売れた数は?」「月末の時点では何個残ってる?」と、普段はとても優しいのに “数字のことだけは超厳しい” 経理担当から質問攻めに遭うことに。

当初は、入庫時のエクセル表を確認しつつ、Shopifyの注文一覧や商品在庫画面を行き来して数を引き算していくという、まさに手作業の極みのような方法で集計していました。しかし、種類が多い上に想定以上に売れていたこともあって、この方法ではすぐに限界に。毎月の振り返りだけで膨大な時間を取られてしまいました。

そこで今回は、Shopifyのレポートを活用して「毎月の在庫数」と「販売数」を一目で確認する方法 をご紹介します。同じ悩みを持つ方の時短につながれば幸いです。

レポートとは

Shopifyの「レポート」は、管理画面の「ストア分析 > レポート」から確認できるデータ集計機能。すでに150種類を超えるレポートフォーマットが用意されており、売上・集客・在庫・顧客分析など、運用に欠かせない情報を一覧で確認できます。

今回紹介する「商品別の毎日販売された在庫」もそのひとつで、各商品の “日ごとの販売数” と “在庫変動” を同じ画面で把握できる便利なレポートです。

ほかにも、月次売上、チャネル別の流入動向、リピート率など、日々の運営改善にすぐ活かせるデータが揃っているため、Shopify運用者であれば積極的に活用したい機能と言えます。

「商品別の毎日販売された在庫」の見方について

このレポートを使う際は、最初に 集計期間を指定 します。過去の月と比較したい場合は「比較」をオンにすれば前月比なども確認できますし、特定の月だけを見たい場合は比較なしで問題ありません。

たとえば「10月の販売数と在庫を知りたい」という場合は、期間を 10月1日〜10月31日 に設定し、比較をオフにすればOKです。

最も混乱しやすいポイントが、レポート内に表示される 項目ラベルの意味 です。「在庫販売数」と「期末在庫数」は一見似て見えますが、指す内容がまったく異なります。

在庫販売数:その期間中に売れた数量

期末在庫数:販売後に残っている在庫数(期間末時点)

たとえば、10月の「在庫販売数」が30、「期末在庫数」が50と表示されている場合「10月に30個売れて、10月末時点で残っている在庫が50個ある」という意味になります。

言い換えると、10月のスタート時点では “合計80個の在庫” があったということが計算から読み取れます。

このように、販売数と在庫数をひとつの画面で把握できるため、在庫管理の精度が一気に上がるレポートです。

こんな注意点も

ここまでの流れを見ると「どうですか?簡単ですよね?」と言いたくなるほど、扱いやすいレポートですが、ひとつだけ注意点があります。

それは “返品が発生した場合でも、在庫販売数が自動で調整されない” という点です。

たとえば、実際には20個しか売れていないのに、レポート上では「在庫販売数」が25個になっている──そんな場合は、注文一覧で「返金済」や「一部返金済」の注文がないかを確認する必要があります。返品分が販売数にマイナス反映されないため、そこだけ手動で把握しておく必要があるというわけです。

一方で、返品によって在庫が戻された場合は「期末在庫数」が自動的に調整されます。ただし注意したいのは、返品が行われた月と、元の注文があった月が異なるケース。月をまたいで返品が発生すると、「販売数は当月のまま」「在庫数は翌月に戻る」というズレが起きるため、月次集計を行う際は少し気をつけて確認するのがおすすめです。

***

今回は、Shopifyのレポート機能から確認できる 「商品別の毎日販売された在庫」 の見方について紹介しました。

Shopifyは便利な機能が多い反面、普段は触れずに眠っている機能も少なくありません。特に在庫や販売数の集計は、注文一覧をエクスポートして手作業で計算してしまいがちですが、実はレポートを使うだけで大幅に時短できます。

私自身、この機能を理解したことで月次の在庫管理が格段に楽になり、面倒だった照合作業のストレスも減りました。おかげで、数字に超厳しい経理担当からもめちゃくちゃ褒められたほどです。

これからも、まだ使いこなせていないレポート機能を積極的に学びながら、Shopify運用の効率化に役立てていきたいと思います。

初めまして。運営者ホリと申します。

当ブログは「Shopifyを一緒に悩んで楽しむ仲間」に向けて情報を発信するブログです。

ここで扱うテーマは、構築やカスタマイズにとどまらず、SEOマーケティングやロジスティクスといった運営全般に広がります。

中でも最も重要視するのは、Shopifyを使った構築や運営に携わる中で「大掛かりな開発と投資に頼らなくても目的を達成できる工夫」。

確かな知識と経験を土台にしながら、日々の学びを記事にまとめて、同じように試行錯誤している方々とシェアしています。 日々の実践から得た知見を記事にまとめることで、Shopifyを使う仲間たちの小さなヒントや発想のきっかけになればうれしいです。

「ちょっと聞いてみたい」「これで大丈夫?」といった気軽な相談も大歓迎です。 Shopifyを通じて一緒に試行錯誤しながら、学び合える場として、このサイトを活用していただければ幸いです。

このブログと運営者について

お問い合わせ

BLOG More

SEO

1週間前

生成AI時代だから享受できるSEOのメリット4選

「SEOオワコン」「SEO死亡説」といった刺激的な言葉も目立つようになっています。..

SEO

3週間前

格安SEOの「なぜ?」外注の前に読んでおきたい、料金の差が生まれる理由

「高い=ぼったくり」「安い=怪しい」と単純に判断できるものではない‥..

Js

1か月前

【Shopify小技】ブログ記事内にコレクションカード(ショートコード)を設置する

記事自体のSEO効果も十分に期待できる施策になりますので、ぜひ活用してみてください。..

Js

1か月前

【Shopify小技】ブログ記事内に商品カード(ショートコード)を設置する

記事の途中で商品を紹介したい場面は多いのに、標準機能ではカード型で見栄えよく表示する仕組みがありません。..

Liquid

1か月前

【Shopifyの裏】フォーム(form)の仕組みについて

フォーム送信の裏側では Shopifyのエンドポイントが動いており、そこで行われる処理はブラックボックス..

Liquid

2か月前

【Shopify小技】あれ何で?DawnテーマでLine Item Propertiesが動作しない件

分割払いに関する入力情報を扱うためのもので、商品情報をカートへ送信する役割を持っていません。..

Js

2か月前

【第1回目】Shopify「cart.js」のトリセツ・まずざっくり全体像を掴もう!

① onChange() → ② updateQuantity() → ③ publish → ④ connectedCallback > onCartUpdate()という順番で動いています。..

Liquid

2か月前

【Shopify小技】折りたたみブロック(collapsible_tab)にアイコンを追加したい!

「少し見た目をユニークにしたい」「renderスニペットの動きを深く理解したい」..

Liquid

2か月前

【Shopify小技】タグで絞り込むコレクションページを実装!基本となるオブジェクト「current_tags」とは

Shopifyのコレクションページでは 複数タグの「AND」条件による絞り込みが自然に実現されており‥..

Liquid

2か月前

【Shopify小技】パスワードをお忘れですか?を押しても遷移しない‥エラーのシンプルな解決方法

厳密にいえば、新しいページへ遷移しているわけではなく、同じページ内でJavaScriptとCSSを使い、二つのフォームを切り替えて見せているだけ..

Flow

3か月前

【Shopify小技】Cart attributesの内容は注文一覧で確認とれない‥その対策を考えてみた

残念ながら、注文一覧の「列」にCart attributesの値を直接取得・表示する機能が用意されていません。..

Js

3か月前

【Shopify小技】購入時ログイン必須の導線改善に役立つ「最近見た商品」一覧を作成

商品数が多かったり、購入までの導線が複雑なショップでは、ユーザーが途中で迷子になってしまうこともあります。..

設定

3か月前

Shopifyを使うなら検討してみたい発送代行システム「ロジレス」使い勝手と感想

「次回のレクチャーまでにこの動画を数本観ておいてくださいね」といった“宿題(?)”も出されます。..

Liquid

3か月前

【Shopify小技】PCとスマホで違うメニュー構成にする簡単な方法

「linklists.mobile-menu.links」ではなく「linklists['mobile-menu'].links」のようにブラケット記法で記述するのが安全..

Liquid

3か月前

【Shopify小技】メタフィールドで解決!商品ごとに手動でおすすめ一覧を作成

メタフィールドでは「.value」を使って直接オブジェクト配列を扱うのが正しい方法です。..

Liquid

3か月前

【Shopify小技】関連・おすすめ商品(recommendations)から特定の商品を手動で除外する

テーマエディタで選んだ商品(除外対象)のIDを配列にまとめ、その配列に含まれていない商品だけを「unless」を使って表示する..

設定

4か月前

【Shopify豆知識】テーマレイアウトをカスタマイズしたい?なら「grid-template」を知っておくべき

「スマホではロゴを左側に、PCではロゴを中央に」といった調整も、「grid-template」の設定次第で柔軟に実現できます。..

Liquid

4か月前

【Shopify小技】PC版に左のサイドバーを設置!まず「theme.liquid」の構造を知ろう

もし「type」を設定しなかったり、誤って設定したりしてしまうと、Shopifyはそのセクションをどの領域に表示すべきか判断できません。..

設定

4か月前

【Shopify小技】商品ページごとのFAQをメタオブジェクトで実装してみた

実際には「ピックアップ可能な店舗情報」や「割れやすい商品の配送注意点」など、商品ごとに異なる補足情報‥..

Liquid

5か月前

【Shopify Liquid】テーマで実際使用される「render」の引数と渡り値 その役割を解説

それぞれの変数の意味を押さえておけば、ある程度は読み解くことができると思います。..

アプリ

5か月前

【Shopifyアプリ】シンプル&レスポンシブ!直感的に使えるカレンダー「The Shop Calendar」でイベント・営業日を表示

The Shop Calendarは、カレンダー形式・一覧形式に加え、現在(2025年9月時点)β版としてアコーディオン形式にも対応しています。..

アプリ

5か月前

写真ギャラリーが複数作成できる!Shopify無料アプリ「GA Image Gallery」

ただし、「Advanced Setup」の方は動画を見ても最初はすんなり理解しづらいかもしれません。..

SEO

6か月前

【Shopify豆知識】だからSEOに強いのか!構造化データ(JSON-LD)について解説

しかし実際には、検索結果やGoogleショッピングにおいて、価格や在庫、バリエーション情報を正しく表示するための大事な役割を担っています。..

Liquid

6か月前

【Shopify豆知識】スキーマ設定(JSON)「t:」から始まる文字列とは‥実は変数パスではない?

Shopifyは「"t:"」以下のパスをたどって "label" の値(ここでは「クマさんのお顔」)を取得し、テーマエディタ上で表示します。..

Liquid

6か月前

【Shopify Liquid】スニペットファイルを呼び出す「render」引数と渡り値とは?

この仕組みによって、スニペットは渡されたデータに基づき、表示ロジックに沿って商品画像や商品名、価格などを表示できるようになります。..

制作アイディア

6か月前

Shopify構築をフリーランスへ代行依頼する手順(1~6)と選ぶポイント

私自身の体験としておすすめしたいのが「電話対応ができるフリーランス」を選ぶことです。..

Liquid

6か月前

【Shopify Liquid】オブジェクトの絞り込みに用いる「where」フィルタとは

たとえば、「販売元(vendor)」が「Nintendo」の商品だけを抽出したい場合は、以下のように書きます。..

制作アイディア

6か月前

Shopify構築をフリーランスへ依頼するメリットは費用だけではない!課題点も紹介

その「必死さ」や「ファイティングスピリット」は、柔軟かつ誠実な対応として依頼主にとって大きな安心材料となることも..

制作アイディア

6か月前

【リアルレポート】Shopify構築をフリーランスに依頼する際の相場と費用内訳

ECストアは今や単なる販売ツールではなく、実店舗と同じ、あるいはそれ以上に重要性と存在感を持つものとなっています。..

Js

7か月前

Shopifyにおける「カート追加」の仕組みを理解する!form送信 vs fetch API活用

fetch APIに用いられる「/cart/add.js」は、form送信の「/cart/add」と同様、「仮想的なエンドポイント」になります。..