Shopifyのレポート機能「商品別の毎日販売された在庫」の見方をわかりやすく解説。期間指定、在庫販売数と期末在庫数の違い、返品時の注意点までまとめました。在庫管理の手間を減らしたい方に役立つ内容です。

現在運用しているファンクラブサイトで、先日からグッズ販売をスタートしました。
コンサートなどで売れ残ったグッズが中心で、種類はおよそ20点ほど。販売自体は順調に進んでいたのですが、ある日ふと「ところで、入庫した時点の在庫数って何個だっけ?」「今月売れた数は?」「月末の時点では何個残ってる?」と、普段はとても優しいのに “数字のことだけは超厳しい” 経理担当から質問攻めに遭うことに。
当初は、入庫時のエクセル表を確認しつつ、Shopifyの注文一覧や商品在庫画面を行き来して数を引き算していくという、まさに手作業の極みのような方法で集計していました。しかし、種類が多い上に想定以上に売れていたこともあって、この方法ではすぐに限界に。毎月の振り返りだけで膨大な時間を取られてしまいました。
そこで今回は、Shopifyのレポートを活用して「毎月の在庫数」と「販売数」を一目で確認する方法 をご紹介します。同じ悩みを持つ方の時短につながれば幸いです。
レポートとは
Shopifyの「レポート」は、管理画面の「ストア分析 > レポート」から確認できるデータ集計機能。すでに150種類を超えるレポートフォーマットが用意されており、売上・集客・在庫・顧客分析など、運用に欠かせない情報を一覧で確認できます。
今回紹介する「商品別の毎日販売された在庫」もそのひとつで、各商品の “日ごとの販売数” と “在庫変動” を同じ画面で把握できる便利なレポートです。
ほかにも、月次売上、チャネル別の流入動向、リピート率など、日々の運営改善にすぐ活かせるデータが揃っているため、Shopify運用者であれば積極的に活用したい機能と言えます。
「商品別の毎日販売された在庫」の見方について
このレポートを使う際は、最初に 集計期間を指定 します。過去の月と比較したい場合は「比較」をオンにすれば前月比なども確認できますし、特定の月だけを見たい場合は比較なしで問題ありません。

たとえば「10月の販売数と在庫を知りたい」という場合は、期間を 10月1日〜10月31日 に設定し、比較をオフにすればOKです。
最も混乱しやすいポイントが、レポート内に表示される 項目ラベルの意味 です。「在庫販売数」と「期末在庫数」は一見似て見えますが、指す内容がまったく異なります。
・在庫販売数:その期間中に売れた数量
・期末在庫数:販売後に残っている在庫数(期間末時点)

たとえば、10月の「在庫販売数」が30、「期末在庫数」が50と表示されている場合「10月に30個売れて、10月末時点で残っている在庫が50個ある」という意味になります。
言い換えると、10月のスタート時点では “合計80個の在庫” があったということが計算から読み取れます。
このように、販売数と在庫数をひとつの画面で把握できるため、在庫管理の精度が一気に上がるレポートです。
こんな注意点も
ここまでの流れを見ると「どうですか?簡単ですよね?」と言いたくなるほど、扱いやすいレポートですが、ひとつだけ注意点があります。
それは “返品が発生した場合でも、在庫販売数が自動で調整されない” という点です。
たとえば、実際には20個しか売れていないのに、レポート上では「在庫販売数」が25個になっている──そんな場合は、注文一覧で「返金済」や「一部返金済」の注文がないかを確認する必要があります。返品分が販売数にマイナス反映されないため、そこだけ手動で把握しておく必要があるというわけです。
一方で、返品によって在庫が戻された場合は「期末在庫数」が自動的に調整されます。ただし注意したいのは、返品が行われた月と、元の注文があった月が異なるケース。月をまたいで返品が発生すると、「販売数は当月のまま」「在庫数は翌月に戻る」というズレが起きるため、月次集計を行う際は少し気をつけて確認するのがおすすめです。
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今回は、Shopifyのレポート機能から確認できる 「商品別の毎日販売された在庫」 の見方について紹介しました。
Shopifyは便利な機能が多い反面、普段は触れずに眠っている機能も少なくありません。特に在庫や販売数の集計は、注文一覧をエクスポートして手作業で計算してしまいがちですが、実はレポートを使うだけで大幅に時短できます。
私自身、この機能を理解したことで月次の在庫管理が格段に楽になり、面倒だった照合作業のストレスも減りました。おかげで、数字に超厳しい経理担当からもめちゃくちゃ褒められたほどです。
これからも、まだ使いこなせていないレポート機能を積極的に学びながら、Shopify運用の効率化に役立てていきたいと思います。

