鍼灸院のネット集客では、SEOとGoogleマップ対策(MEO)は密接に関係しています。本記事では両者の違いや相関性、Googleがどのように情報を評価しているのかを解説。よくある勘違いも交えながら、鍼灸院が地域集客で押さえておきたいポイントをご紹介します。

こんにちは。自称「鍼灸院SEO専門家」のホリです。
先日、鍼灸院のネット集客におけるSEOの始め方や考え方についてまとめた「【鍼灸院集客】本格的にSEOを開始する前に知っておきたい常識8選」という記事を作成しました。
その記事の中で、鍼灸院のネット集客を考えるなら「SEO」と「Googleマップ対策(MEO)」はセットで考えた方が良い、というお話をしました。
ただ、実際に院長先生とお話をしていると、
「SEOとGoogleマップって何が違うの?」
「別々だと思えばいいの?」
といったご質問をいただくことがあります。
私自身、サーチコンソールやGoogleマップのデータを見ながら運用していて感じるのは、この2つは別物でありながら、実はかなり深い関係があるということです。
そこで今回は、鍼灸院集客におけるGoogleマップ対策とSEOの相関関係について、できるだけわかりやすくお話ししたいと思います。
難しいSEO用語はなるべく使いませんので、これからネット集客に取り組みたい先生も気軽に読んでいただければうれしいです。
そもそもSEOとMEOってなに?
まずはSEOとMEOの違いから簡単に整理してみましょう。
SEOとは
SEO(検索エンジン最適化/Search Engine Optimizationの略)とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンに対して、自社サイトやコンテンツ(コラム・ブログなど)を最適化する取り組みのことです。
SEOに取り組むことで、ユーザーが検索したキーワードに対して一般検索結果で上位表示されやすくなります。
その結果、
・ホームページへのアクセス増加
・鍼灸院の認知度向上
・問い合わせや予約の増加
などにつながる可能性があります。
MEOとは
一方、MEOは「Map Engine Optimization」の略で、地図検索において自院の露出を増やすための取り組みです。
地図検索というとGoogleマップをイメージする先生が多いと思いますが、実はGoogleマップだけの話ではありません。
例えば、
「吉祥寺 鍼灸院」
「新橋 鍼灸院」
「○○市 鍼灸院」
などで検索すると、一般検索結果の上部に地図とともに3院程度が表示されることがあります。
これもMEOの領域です。
つまりMEOはGoogleマップ対策でありながら、実際には検索エンジン上での露出にも大きく関係していると言えます。
私が鍼灸院の検索結果を見ていて面白いなと思うのが、SEOとMEOの相関性です。
例えば、
「○○市 鍼灸院」
「○○駅 鍼灸院」
といった地域系キーワードで検索すると、
Googleマップで上位表示されている院が、そのまま一般検索結果でも上位に表示されていることがあります。
例えば、
・Googleマップで3位
・一般検索で4位
というようなケースです。
つまり、検索結果の1ページ目の中に同じ鍼灸院が2回表示されることになります。
もちろん全てのキーワードで起こるわけではありません。
ただ、鍼灸院や整骨院、クリニックなど地域密着型の医療サービスでは比較的よく見られる印象があります。
私も最初に気づいた時は、
「同じ院が2回出てくるんだな」
と少し驚きました。
逆に飲食店や小売店の検索結果を見ていると、ここまで分かりやすい形で同じ店舗が複数表示されるケースはそれほど多くない印象があります。
そのため鍼灸院の検索結果を見る時は、一般検索だけでなくGoogleマップも一緒に確認してみることをおすすめします。
鍼灸院集客ではSEOとMEOの相関性が非常に高い
結論から言うと、私はこの2つは「相互補完の関係」にあると考えています。
もちろんSEOの順位とGoogleマップの順位が完全に連動するわけではありません。
ただ、GoogleはホームページとGoogleビジネスプロフィールを別々に評価しているというよりも、鍼灸院に関する様々な情報を総合的に判断しているように見えます。
その代表例が「NAP情報」です。
NAPとは、
・Name(院名)
・Address(住所)
・Phone(電話番号)
の頭文字を取った言葉です。
例えばGoogleビジネスプロフィールには「〇〇鍼灸院」と書かれているのに、ホームページには別の名称が記載されていたり、住所や電話番号の表記が異なっていたりすると、ユーザーは少し混乱してしまいます。
Googleとしても、
「本当に存在する鍼灸院なのか」
「現在も営業しているのか」
「ネット上の情報は一致しているのか」
といった点を確認しながら、情報の信頼性を判断していると考えられています。
そのためGoogleビジネスプロフィールとホームページの情報は、できるだけ統一しておくことが大切です。
私自身もSEOの相談をいただいた際は、まずGoogleビジネスプロフィールとホームページの情報に違いがないか確認することがあります。
検索エンジンはホームページだけを見ているわけではありません。
Googleビジネスプロフィールに掲載されている情報や口コミ、営業時間、写真なども含めて、その鍼灸院がどのような院なのかを理解しようとしているように見えます。
つまりGoogleは、マップで得られる情報とホームページで得られる情報の両方を参考にしながら、ユーザーにとって適切な検索結果を表示していると考えられます。
その意味でも、SEOとMEOは別々の施策というより、同じ鍼灸院の情報を異なる場所で管理している施策と考えた方が分かりやすいかもしれません。
SEOとMEOの相関性、よくある勘違い
ここまで読むと、
「じゃあGoogleマップで上位ならSEOも上位なんですね」
と思う先生もいるかもしれません。
ただ、実際にはそう単純ではありません。
私も検索結果を見ていて、
「Googleマップでは1位なのに、一般検索ではあまり上位に出てこないな」
というケースを見かけます。
逆に、
「ホームページは上位表示しているのに、Googleマップはそこまで強くない」
というケースもあります。
Googleマップ1位=SEO1位ではない
その理由の1つは、Googleマップと一般検索では評価基準が少し異なるからです。
Googleマップは現在地や検索場所の影響を受けやすく、検索する人によって順位が変わることも珍しくありません。
また、
「新橋 鍼灸院」
という検索をした場合、
ユーザーが
「新橋にある鍼灸院を探している」
のか、
「新橋という名前の鍼灸院を探している」
のかを完全に判断することは難しい部分があります。
そのため私が見ている限りでは、商号に地域名が入っている鍼灸院がGoogleマップで有利に見えるケースもあります。
一方で一般検索は、ホームページの内容や専門性、継続的な情報発信なども含めて評価されます。
最近のSEOではE-E-A-Tという考え方がありますが、簡単に言えば
「この鍼灸院は信頼できるのか、権威と専門性を持っているのか」
という部分も重視されている印象があります。
そのため、Googleマップと一般検索は相関性はあるものの、必ず同じ順位になるわけではありません。
口コミが多いとSEOも強くなる?
これもよくいただく質問です。
結論から言うと、
「口コミが多い=SEOが上がる」
と考えるのは少し違うかもしれません。
私個人としては、口コミはSEOの直接的な順位要因というよりも、Googleが鍼灸院を理解するための参考資料の1つとして扱われている印象があります。
なぜならGoogleは、
「良い鍼灸院とは何か」
を一律に決めることが難しいからです。
ある患者さんは技術力を評価するかもしれませんし、別の患者さんは説明の分かりやすさや院内の雰囲気を重視するかもしれません。
つまり口コミは、様々な利用者の視点を集めた情報と言えます。
そのため口コミの数や内容は、MEOだけでなくSEOにおいても無関係とは言えないと思います。
また、患者さん側から見ても口コミは重要な判断材料です。
実際に来院した人の声が増えることで、
「どんな鍼灸院なのか」
をイメージしやすくなります。
その意味では、口コミは順位を上げるためというよりも、ユーザーが安心して選ぶための材料として非常に価値のある情報だと私は考えています。
まとめ
今回は、Googleマップ対策(MEO)とSEOの相関関係についてご紹介しました。
SEOとMEOは別々の施策として語られることもありますが、実際の検索結果を見ていると、お互いに影響し合っているように見える場面も少なくありません。
特に鍼灸院のような地域密着型のサービスでは、一般検索とGoogleマップの両方を確認することで、新しい発見が見つかることもあります。
私自身も日々検索結果を見ながら、
「Googleはこういう評価をしているのかもしれないな」
と考えることがあります。
もちろん検索順位の仕組みは非常に複雑なので、今回ご紹介した内容がすべてではありません。
ただ、鍼灸院のネット集客を考える上で、SEOとMEOをセットで考えるきっかけになれば幸いです。
今後も鍼灸院SEOやネット集客に関する情報を発信していきますので、もし興味がありましたら、また覗いていただけるとうれしいです。
改めまして、自称「鍼灸院SEO専門家」のホリでした。

