正直、この記事を書いている私もCSSのメディアクエリを使用する頻度が多く、あまり使っておらず・・
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(最終更新 2024年10月12日)

【Shopify小技】PCとスマホ Javascriptを用いて条件分岐

ShopifyでJavascriptを使ったPC・スマホごとの条件分岐について解説したいと思います。

WordPress(ワードプレス)でのウェブサイト構築に慣れていた私にとって、Shopifyに触って感じた違和感の一つ。

それは、デバイスサイズによる条件分岐ができるLiquidがないという点でした。

私と同様に、Wordpressなら「wp_is_mobile」というPHP関数で簡単に条件分岐できるのに・・と思った事ないでしょうか。

今回は、ShopifyでJavascriptを使ったPC・スマホごとの条件分岐について解説したいと思います。

正直、要らないかも

正直、PC・スマホごとの条件分岐は不要かもしれません。

@media screen and (max-width: 〇〇〇px)のような、CSSのメディアクエリを使って表示/非表示、ポジションやサイズ調整をすれば良いので。

とはいえ、CSSでの調整だけでは、どうかスッキリしない場面もあるかもしれないので、参考程度にご一読いただけると幸いです。

活用シーン

こんな時に使えるかも‥という活用シーンをまとめてみました。

画像やメディアサイズの最適化

モバイルでは軽量な画像を表示し、読み込み速度を最適化。PCでは高解像度の画像を表示するなど

広告の出し分け

PCは、より大きな広告バナーや複数の広告を表示。スマホは、コンパクトな広告やインライン広告を表示し、UXを損なわないようにする。

Jsコード

では、Javascriptのコードを見てみましょう。

<div id="device-content">
<!-- ここにスマホ・PCごとのコンテンツを動的に変更 -->
</div>

<script>
document.addEventListener("DOMContentLoaded", function() {
function isSmartPhone() {
if (window.matchMedia && window.matchMedia('(max-device-width: 640px)').matches) {
return true;
} else {
return false;
}
}

var deviceContent = document.getElementById('device-content');

if (isSmartPhone()) {
// スマホ向けの処理
deviceContent.innerHTML = '<p>スマホでアクセスしていただきありがとうございます。</p>';
} else {
// PC向けの処理
deviceContent.innerHTML = '<p>PCでアクセスしていただきありがとうございます。</p>';
}
});
</script>

このコード入れると、デバイス判定のJavascriptがそれぞれのHTMLを吐き出すという仕組みです。

判定基準は、デバイスの幅が640px以下ならスマホ、それを上回るとPCという判定を行います。

個人的な感想や注意点

正直、この記事を書いている私もCSSのメディアクエリを使用する頻度が多く、JavaScriptによる条件分岐はあまり使っておらず、デバイスによる注意事項の記載や、バナーの画像くらいです。

もし、サンプルのコードを実装したのにうまくいかない場合は、idをdevice-contentではないものにしてみてください。Shopifyで使用されているテーマやアプリで、デバイス判定を行う他のJavaScriptに影響される事もあります。

また、deviceContent.innerHTMLに入れるHTMLコードは改行してはいけないのでご注意ください。

活用シーンは多くないかもしれませんが、何かとヒントになれたらいいなと思います。

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