ただし、「Advanced Setup」の方は動画を見ても最初はすんなり理解しづらいかもしれません。
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(最終更新 2025年09月04日)

写真ギャラリーが複数作成できる!Shopify無料アプリ「GA Image Gallery」

Shopifyで無料で使えるギャラリーアプリ「GA Image Gallery: Photo Gallery」を紹介。複数ギャラリーの作成やおしゃれなデザインが可能で、商品やイベントをビジュアルに魅力的に表現できます。

Shopifyはテーマ編集やLiquidの仕組みを活用することで、ストアをリッチに表現できるのが大きな魅力です。HTML・CSS・JavaScriptを直接記述できる環境も整っているため、独自エフェクトの実装も可能です。

しかし、写真ギャラリーのような高機能デザインを一から作り込むとなると、時間も工数もかかってしまうのが現実。加えて、便利なアプリは多くがサブスクリプション型で、コスト面の負担を感じる方もいるでしょう。

そこで本記事では、無料で使えて高機能な写真ギャラリーアプリ「GA Image Gallery: Photo Gallery(以下、GA Image Gallery)」の設定方法と設置手順を解説します。

無料アプリ「GA Image Gallery: Photo Gallery」とは

無料で使えるアプリ「GA Image Gallery:」のダウンロードページ(Shopify App Store)では、アプリの特徴を次のように案内しています。

カスタマイズ可能なギャラリーで商品やイベントを際立たせ、サイトのビジュアル訴求を高められます。ルックブック、画像ギャラリー、画像スライダー、スライドショーなど多彩な表示形式に対応し、Shop the Look(見たまま購入)の導線づくりにも最適です。写真を美しく見せることでユーザーの関心を高め、エンゲージメントや売上の向上に寄与します。さらに、必ずしも商品販売に限らず、記事やイベント、ブランド独自のコンテンツの見せ方を強化する用途にも活用でき、サイトの差別化に役立ちます。

実際に使ってみた感想として、まず最大のメリットは「無料で複数のギャラリーを作成できる」という点です。

多くの類似アプリにも無料プランはありますが、ギャラリーの作成数や掲載できる写真の枚数、利用できるテンプレートなどに制限があり、フル活用しようとすると月額5〜10ドル程度のコストが発生します。その点、このアプリは無料で複数のギャラリーを作れるので、初期導入のハードルが非常に低いと感じました。

もう一つ大きな魅力は「ギャラリー自体がおしゃれ」であることです。特にキャプションの表示方法が洗練されており、デザインの細かい部分まで調整できるのも嬉しいポイントです。見せ方にこだわりたい方にとっては、この自由度は大きな利点になるでしょう。

一方で、デメリットもあります。

細かい設定ができる分、設定項目が多岐にわたり、ダッシュボードが英語表記であるため少し難しく感じるかもしれません。また、設置方法もやや複雑で、初心者の方には最初の導入で戸惑う部分(特に「Advanced Setup:Embed a Widget by Identifying CSS Selectors」)があると思います。

設定方法

では、ここからは設定方法について触れていきます。アプリをインストールすると、自動的に外部サイトである「GA Image Gallery」のダッシュボード へ遷移します。メニューから「Photo Gallery Widget」を選び、「Create Photo Gallery」ボタンを押すとテンプレート選択画面に進みます。

「GA Image Gallery」のダッシュボード
「GA Image Gallery」のダッシュボード

具体的な操作手順については、細かく説明するより実際に触ってみる方が理解が早いと思うので、ここでは割愛します。ただし、1点だけ他のアプリと異なる点があります。

通常のギャラリー系のアプリでは、まず写真をアップロードしてからギャラリーを組み立てていく方式が一般的。しかし、このアプリの場合は「Add New Element」を押すと、仮の写真が挿入されたエレメントが追加されます。その後、そのエレメントを編集画面で開き、仮の写真を差し替えるタイミングでファイルをアップロードする仕組みになっています。

最初は「アップロードのボタンが見当たらないけど?」と少し迷ってしまったのですが、仕組みを理解してしまえば直感的に操作できます。これは実際に使ってみて気づいた点なので、初めての方は覚えておくとスムーズです。

ギャラリーを設置

ギャラリーの作成が一通り終わったら、次のステップはサイトへの設置です。

まずは Shopifyのテーマエディタ → アプリを埋め込み →「Photo Gallery」をON にすることで簡単に反映できます。基本的にはこれで十分ですが、設置方法は大きく分けて2種類が用意されています。

ひとつは「Quick Setup: Embed a Widget Using the App ID(テーマエディタ挿入)」で、テーマエディタから直接アプリを設置するシンプルな方法。もうひとつは「Advanced Setup: Embed a Widget by Identifying CSS Selectors」で、任意の場所にギャラリーを挿入できる応用的な方法です。公式YouTube動画でも設置手順が公開されているので、実際に確認しながら進めるのがおすすめです。

ただし、「Advanced Setup」の方は動画を見ても最初はすんなり理解しづらいかもしれません。通常のテーマエディタ経由での設置でも十分使えますが、ランディングページなど独自のデザインを組み込みたい場合には、この方法が役立ちます。

仕組みを簡単に紹介すると、任意の場所に

<div id="〇〇〇"></div>
<div class="〇〇〇"></div>

のようなタグを挿入すると、「Photo Gallery」がJavaScriptのDOM操作を行い、ギャラリーをiframeとして読み込むという流れです。

デフォルトでは「gallery-id-1234」のようなIDが用意されており、

<div id="gallery-id-1234"></div>

と記述すればすぐに設置できます。もちろん、任意のIDやClassを作成して活用することも可能です。

***

いかがでしょうか。無料で使えるギャラリーアプリとして、「GA Image Gallery: Photo Gallery」は導入を検討してみる価値があると思います。

設置方法については本記事ではかなり省略しましたが、この手のアプリは実際に触って体得するのが一番です。操作に慣れてしまえば直感的に扱えるようになるはずです。

リッチなプロダクトの表現や、こだわりのランディングページを作成したいときにもきっと役立つと思います。

初めまして。運営者ホリと申します。

当ブログは「Shopifyを一緒に悩んで楽しむ仲間」に向けて情報を発信するブログです。

ここで扱うテーマは、構築やカスタマイズにとどまらず、SEOマーケティングやロジスティクスといった運営全般に広がります。

中でも最も重要視するのは、Shopifyを使った構築や運営に携わる中で「大掛かりな開発と投資に頼らなくても目的を達成できる工夫」。

確かな知識と経験を土台にしながら、日々の学びを記事にまとめて、同じように試行錯誤している方々とシェアしています。 日々の実践から得た知見を記事にまとめることで、Shopifyを使う仲間たちの小さなヒントや発想のきっかけになればうれしいです。

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