40代と50代は「失敗は許されない」「完璧にやらなきゃ」そういう思い込みが新たな挑戦を苦痛と感じる時があります。挑戦に疲れ、逃げたくなったあなたを救うかもしれない言葉を紹介します。
こんにちは。ブログ管理人ホリです。
今日はちょっとだけ重たい話になるかもしれません。
「40代・50代になってからの挑戦が、どうしてこんなにも苦しいのか?」
ずっと考えてきたテーマを、少し言葉にしてみたいと思います。
新たな挑戦は、苦しみだった
40代半ばを迎えた頃、私はふと、こんな感情にとらわれていました。
「このままでいいのか?」という漠然とした不安。
いや、正確には“焦り”に近かったのかもしれません。
ブログの運営や、プログラミングの勉強など、自分なりに何かを続けてきたつもりでした。
でも、あるとき思ったんです。
「誰かから依頼されるだけの人生で満足してはいけない。自分で“価値”を生み出すエンジンにならなくては」
その思いが湧いた瞬間から、逆に心が重くなりました。
「やらなきゃ」という気持ちと「できないかもしれない」という不安が、ぐるぐると渦巻いて。新たな挑戦は、ワクワクではなく“苦痛”としてやってきたのです。
40代・50代の挑戦がつらく感じる理由
挑戦が苦しく感じられるのには、いくつかの理由があると思います。
●失敗が怖い:若い頃と違って、背負っているものが多すぎる。
●現状を変えたくない:今の生活リズムを守ることが、安心につながっている。
●時間も体力も足りない:家庭も、仕事も、責任が重なっていく中で、自由な時間はごくわずか。
●過去の失敗がよみがえる:新しいことを始めるたびに、昔の挫折が頭をかすめる。
●周囲の目が気になる:「今さら?」と笑われる気がして、ブレーキをかけてしまう。
とくに40代になってから強く感じたのは「どうせ成果が出るまでに数年はかかる」と分かってしまうこと。
時間の重みを肌で感じているぶん、挑戦にはものすごく覚悟がいる。
さらに、「失敗は許されない」「完璧にやらなきゃ」という思い込みが、挑戦を「希望」ではなく「義務」のように変えてしまう‥そりゃあ、しんどくもなりますよね。
苦痛の中で出会った、ニーチェの言葉

そんなふうに、挑戦に疲れ、逃げたくなったとき、偶然出会った言葉があります。
それは、ドイツの哲学者フリードリヒ・ニーチェ(1844-1900)のこんな言葉です。
大きな苦痛こそ精神の最後の解放者である。
この苦痛のみが、我々を最後の深みに至らせる。
この言葉に出会ったとき、なぜかスッと息ができた気がしました。
苦しみがあるからこそ、深みが生まれる。
逃げたいほどの苦痛が、自分を鍛え、“これまでと違う景色”を見せてくれるのだとしたら――その痛みすら、大切な過程なんじゃないかと思えたんです。
苦痛の時間は、自分だけの価値になる
挑戦の最中に感じる苦しさ。
たぶん、誰もがどこかでつまずく。
でも、そこを越えた人だけが見える景色が、たしかにある。
「苦痛=価値の芽」だと思えるとき、焦りや不安が少しだけ静かになります。
もちろん、私は苦しみを肯定したいわけじゃありません。
ただ、その時間をどう受け止めるかで、結果はまるで違ってくる。それだけは、声を大にして伝えたいのです。
というわけで、今回は40代・50代の「挑戦の痛み」について書いてみました。
もしかすると、今日も「やらなきゃ」と自分を責めている方がいるかもしれません。
でも、焦らなくて大丈夫です。今感じている“重さ”にも、ちゃんと意味がある。
苦痛の先に、深みが待っている‥そう信じて、また一歩ずつ進んでいけたら、きっと大丈夫。
それでは、また次の記事でお会いしましょう!