商品ページだけでは伝えきれない情報を発信する事によってきっとECサイトの成長に役立つと考えられます。
-本文中

(最終更新 2025年02月25日)

Shopify「ブログ」カスタマイズ&オリジナル記事一覧作成のヒント8選

Shopifyのブログ機能は、ECサイト運営者が情報発信を行い、商品の魅力を伝えたり、SEO対策を強化したりするための強力なツール。この記事では、Shopifyのブログのカスタマイズ方法や、オリジナル記事の一覧を作成するヒントを紹介します。

Shopifyは、ECサイト制作・運営者にとって強力なプラットフォームですが、その魅力のひとつが「充実したブログ機能」です。ブログを活用することで、以下のようなメリットが期待できます。

・販売商品の詳細を伝えられる

・購入を迷っている人にインサイトを提供し、購入を後押しできる

・ファンを増やし、ブランドの信頼度を高められる

・Web上での存在感を強化できる

この記事では、Shopifyのブログのカスタマイズ方法や、オリジナル記事の一覧を作成するヒントを紹介します。ブログを上手に活用し、マーケティングの効果を最大限に引き出しましょう!

Shopify「ブログ」のメリットとは?

Shopifyのブログ機能は、ECサイト運営者が情報発信を行い、商品の魅力を伝えたり、SEO対策を強化したりするための強力なツールです。

ブログを活用することで、以下のような効果が期待できます。

・商品の魅力を詳しく伝えられる:商品ページだけでは伝えきれないストーリーや活用方法を詳しく紹介できます。たとえば、開発秘話、素材のこだわり、実際の使用シーンを交えた記事を書くことで、ユーザーに商品の価値をより深く理解してもらえます。

・購入を迷うユーザーの背中を押す:商品購入を迷っているユーザーに対して、比較記事やレビュー、Q&A形式の記事を提供することで、購買意欲を高められます。特に「この商品を選ぶメリット」や「他の商品との違い」を明確にすると、決断しやすくなります。

・ブランドのファンを増やす:ブログを通じてブランドの世界観や価値観を発信することで、共感を得られ、リピーターやファンを増やせます。たとえば、お客様の体験談や、スタッフの日常を紹介する記事を投稿すると、ブランドへの親近感が高まります。

・検索エンジン対策(SEO)で集客を強化する:適切なキーワードを盛り込んだブログ記事を定期的に発信することで、検索エンジンの上位表示を狙えます。特に「○○の選び方」「△△の使い方」といったニーズの高いテーマを扱うと、新規の訪問者を増やしやすくなります。

Shopifyのブログは、記事の作成・管理が簡単で、カスタマイズも柔軟にできるのが特徴です。商品ページだけでは伝えきれない情報を発信する事によってきっとECサイトの成長に役立つと考えられます。

ブログ(blog)とアーティクル(article)の違い

Shopifyのブログ機能は、作成や運用自体はそれほど難しくありません。しかし、初めて使う人にとっては、専門用語が少し分かりにくく感じることがあります。

特に間違えやすいのが、「ブログ(blog)」と「アーティクル(article)」の違いです。

●ブログ:一般的には「ブログ=記事」と思われがちですが、Shopifyでは「記事をまとめるカテゴリーのような役割」を持っています。たとえば、「お知らせ」「商品紹介」「スタッフコラム」など、テーマごとに分けることができます。

●アーティクル:各ブログに属する個別の記事を指します。たとえば、「新商品のご紹介」「夏におすすめのコーディネート」といった、実際に読者に向けて発信する記事がアーティクルです。

このように、Shopifyでは「ブログ=カテゴリ」、「アーティクル=記事」と考えると、理解しやすくなります。

Shopifyブログのカスタマイズヒント8選

ここからは、Shopifyブログのカスタマイズのヒント8選を紹介します。

Shopifyブログのデフォルトの構造をカスタマイズする方法や、オリジナルのブログ記事一覧を作成する方法など、どちらの場合でも役立つ内容となっています。ぜひ参考にしてみてください!

ブログ一覧のスキーマ設定

ブログ記事一覧をカスタマイズするには、スキーマ設定の理解が不可欠です。

オリジナルのブログ一覧を作成する際にスキーマ設定は必須ではありませんが、複数の種類のブログ記事を1つのテンプレートで指定・管理する場合には役立ちます。

以下の記事では、ブログ記事一覧のスキーマ設定について詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてください!

Shopify 自作で「ブログ記事一覧」を作る!カスタマイズ画面で簡単に指定できるスキーマ設定

HTML&liquid

スキーマ設定の理解が深まったら、次のステップはHTML & Liquidを活用した記事一覧の取得と表示です。

Liquidの「for文」を使ったループ処理や、公開日・タグの表示、サムネイルの設定など、実用的なテクニックをマスターすることで、より魅力的なブログ一覧を作成できます。

以下の記事では、ブログ記事一覧の作成に不可欠なLiquidの基本構文や実践的なカスタマイズ方法を詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてください。

Shopify 自作で「ブログ記事一覧」を作る!HTMLとLiquidの書き方を解説

ブログ関係なく全記事の一覧を時系列で作る

以下の記事では、Shopifyにおけるブログ機能のカスタマイズ、特にタグに基づいた記事一覧の作成と時系列ソートに関するポイントをまとめております。

Liquidでブログ記事を並び替えできる方法はない(2025年2月現在)ようですが、JavaScriptによる時系列ソートの実装する事によって並び替えが可能です。

【JavaScript】Shopify ブログ関係なく特定タグを持つ全記事の一覧を作る(+時系列で並び替え)

ブログにページネーション

Shopifyのブログページにはデフォルトでページネーションが表示されますが、自作のブログ記事一覧にページネーションを実装するには、Liquidを活用する必要があります。

実際にブログページ以外でカスタムのページネーションを作成するケースは多くありませんが、コードの仕組みを理解しておくことで、他のカスタマイズにも応用が可能です。

以下の記事では、Liquidを使ったページネーションの実装方法を詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてください!

【Liquid小技】自作のブログ記事に「ページネーション」を実装する方法

アプリなしで記事「目次」を挿入

ここからは、ブログ記事一覧ではなく、個々の記事(article)のカスタマイズについて紹介します。

以下の記事では、ユーザーの利便性を向上させ、SEO対策にも効果的な「目次の自動挿入」について解説しています。目次を設置することで、読者が求める情報に素早くアクセスできるだけでなく、検索エンジンにも評価されやすくなり、記事の離脱率を下げる効果も期待できます。

アプリを使わずに、JavaScriptだけで手軽に実装できる方法を紹介しているので、ぜひチェックしてみてください!

【JavaScript】Shopify ブログ記事に目次を自動挿入するセクションを作成

記事の属性、要素などで条件分岐

記事の属性や要素による条件分岐を施すためには、記事オブジェクトの各プロパティを把握する必要があります。

記事オブジェクトのプロパティについては公式ページでご確認いただけます。

例えば、記事タイトルでの条件分岐は、article.titleというプロパティが用いられます。一方、記事内で記事が属するブログのタイトルで条件分岐をする場合は、article.blog.titleになるので、ご注意ください。

他にも、

・author:作者
・comment_count:コメント数
・comment_enabled?:コメントが有効
・url:URL

などのプロパティがあります。

コメントをカスタマイズ

ユーザーの参加を促し、読者との距離を縮めるために活用される「コメント機能」。

ブログ記事にコメントを残せるようにすることで、ユーザーとのコミュニケーションが活性化し、エンゲージメントの向上につながります。

以下の記事では、コメント機能のカスタマイズに必要な基本コードの解説に加え、会員による誹謗中傷を防ぐための対策や考え方についても紹介しています。安全で有益なコミュニティ作りのヒントとして、ぜひチェックしてみてください!

【Shopify小技】ブログ記事のコメントをカスタマイズしてみた(+中傷対策)

【Shopify小技】コメントの数をブログ記事一覧に表示させる

ブログ記事に同じタグを持つ商品一覧を表示

最後に紹介するのは、ブログ記事と関連商品を組み合わせ、よりインタラクティブなコンテンツを作るためのヒントです。

記事内容と関連する商品を表示することで、読者の興味を引き、購買意欲を高める効果が期待できます。以下の記事では、共通のタグを持つ商品一覧を取得・表示させる方法を解説しているので、ぜひチェックしてみてください!

【Shopify小技】ブログ記事に同じタグを持つ「商品一覧」を実装したい

またこれとは逆に、商品詳細ページに共通のタグを持つブログ一覧の表示も可能です。

【Shopify小技】商品ページに同じタグを持つ「ブログ記事一覧」を実装したい

初めまして。運営者ホリと申します。

当ブログは「Shopifyを一緒に悩んで楽しむ仲間」に向けて情報を発信するブログです。

ここで扱うテーマは、構築やカスタマイズにとどまらず、SEOマーケティングやロジスティクスといった運営全般に広がります。

中でも最も重要視するのは、Shopifyを使った構築や運営に携わる中で「大掛かりな開発と投資に頼らなくても目的を達成できる工夫」。

確かな知識と経験を土台にしながら、日々の学びを記事にまとめて、同じように試行錯誤している方々とシェアしています。 日々の実践から得た知見を記事にまとめることで、Shopifyを使う仲間たちの小さなヒントや発想のきっかけになればうれしいです。

「ちょっと聞いてみたい」「これで大丈夫?」といった気軽な相談も大歓迎です。 Shopifyを通じて一緒に試行錯誤しながら、学び合える場として、このサイトを活用していただければ幸いです。

このブログと運営者について

お問い合わせ

BLOG More

設定

1週間前

【Shopify豆知識】テーマレイアウトをカスタマイズしたい?なら「grid-template」を知っておくべき

「スマホではロゴを左側に、PCではロゴを中央に」といった調整も、「grid-template」の設定次第で柔軟に実現できます。..

Liquid

4週間前

【Shopify小技】PC版に左のサイドバーを設置!まず「theme.liquid」の構造を知ろう

もし「type」を設定しなかったり、誤って設定したりしてしまうと、Shopifyはそのセクションをどの領域に表示すべきか判断できません。..

設定

1か月前

【Shopify小技】商品ページごとのFAQをメタオブジェクトで実装してみた

実際には「ピックアップ可能な店舗情報」や「割れやすい商品の配送注意点」など、商品ごとに異なる補足情報‥..

Liquid

1か月前

【Shopify Liquid】テーマで実際使用される「render」の引数と渡り値 その役割を解説

それぞれの変数の意味を押さえておけば、ある程度は読み解くことができると思います。..

アプリ

1か月前

【Shopifyアプリ】シンプル&レスポンシブ!直感的に使えるカレンダー「The Shop Calendar」でイベント・営業日を表示

The Shop Calendarは、カレンダー形式・一覧形式に加え、現在(2025年9月時点)β版としてアコーディオン形式にも対応しています。..

アプリ

2か月前

写真ギャラリーが複数作成できる!Shopify無料アプリ「GA Image Gallery」

ただし、「Advanced Setup」の方は動画を見ても最初はすんなり理解しづらいかもしれません。..

SEO

2か月前

【Shopify豆知識】だからSEOに強いのか!構造化データ(JSON-LD)について解説

しかし実際には、検索結果やGoogleショッピングにおいて、価格や在庫、バリエーション情報を正しく表示するための大事な役割を担っています。..

Liquid

2か月前

【Shopify豆知識】スキーマ設定(JSON)「t:」から始まる文字列とは‥実は変数パスではない?

Shopifyは「"t:"」以下のパスをたどって "label" の値(ここでは「クマさんのお顔」)を取得し、テーマエディタ上で表示します。..

Liquid

3か月前

【Shopify Liquid】スニペットファイルを呼び出す「render」引数と渡り値とは?

この仕組みによって、スニペットは渡されたデータに基づき、表示ロジックに沿って商品画像や商品名、価格などを表示できるようになります。..

制作アイディア

3か月前

Shopify構築をフリーランスへ代行依頼する手順(1~6)と選ぶポイント

私自身の体験としておすすめしたいのが「電話対応ができるフリーランス」を選ぶことです。..

Liquid

3か月前

【Shopify Liquid】オブジェクトの絞り込みに用いる「where」フィルタとは

たとえば、「販売元(vendor)」が「Nintendo」の商品だけを抽出したい場合は、以下のように書きます。..

制作アイディア

3か月前

Shopify構築をフリーランスへ依頼するメリットは費用だけではない!課題点も紹介

その「必死さ」や「ファイティングスピリット」は、柔軟かつ誠実な対応として依頼主にとって大きな安心材料となることも..

制作アイディア

3か月前

【リアルレポート】Shopify構築をフリーランスに依頼する際の相場と費用内訳

ECストアは今や単なる販売ツールではなく、実店舗と同じ、あるいはそれ以上に重要性と存在感を持つものとなっています。..

Js

3か月前

Shopifyにおける「カート追加」の仕組みを理解する!form送信 vs fetch API活用

fetch APIに用いられる「/cart/add.js」は、form送信の「/cart/add」と同様、「仮想的なエンドポイント」になります。..

Js

4か月前

【JavaScript】Shopify「cart.js」を読み解くための「Webコンポーネントメソッド」一覧

商品数や金額といった情報は、HTMLの「data-attribute」を使って要素ごとに管理されており、JavaScript側でそれを読み取って処理‥..

Js

4か月前

Shopifyのカスタマイズに役立つJavaScript「配列メゾット」11選を初心者向けに解説

「2005年新着!夏の水着一覧」という配列があるとします。最安値順に並び替えたいとき、「.sort()」というメソッドを使えば‥..

Js

4か月前

ShopifyではLiquidがあるのになぜJavaScriptが多用されるの?

その理由を一言で言えば、「Liquidは表示前、JavaScriptは表示後に働くから」です。..

Liquid

4か月前

Shopify 関連やおすすめ商品リストが自動生成「recommendations」活用・応用シーン

しかしカートページには、そもそも表示中の商品が存在しないため、このレコメンドの仕組みが機能しないのです。..

Liquid

4か月前

【Shopify Liquid】関連商品・おすすめ商品作成に用いられるオブジェクト「recommendations」について

このオブジェクトは、顧客の行動やストア内でのさまざまなデータを基に、自動的に関連商品を選出します。..

SEO

5か月前

Google、AIモードの導入を発表!収益減少が懸念される中、最も有力なマネタイズとは

このホテル、評価高いし、割引ついてるよ。数ステップで簡単に予約できるけど、今やる?..

SEO

5か月前

AI時代のSEOはオワコン?その真実と「違います」と言える4つの理由

たとえば「近くのコンビニを教えて」といったシンプルな質問に、毎回AIが複雑な推論や自然言語生成をしていたら、とんでもないコストになります。..

設定

5か月前

【Shopify豆知識】ヘッドレス(Headless)ってなに?

少し不気味で怪談を連想させるような響きですが、実際にはShopifyのメリットとして注目されている仕組みのひとつです。..

Liquid

5か月前

【Shopify小技】商品の「カートに追加」の仕組みをシンプルに解説(サンプルコード))

この仕組みにはLiquidだけでなく、JavaScriptやAjax、さらにはサーバー側で動くRubyなど、複数の技術が関わっている..

Liquid

5か月前

カートのノーティフィケーションやドロワーで1注文での同時購入を防ぐ方法は可能?

ノーティフィケーション(画面上部に一瞬表示される通知型カート)については、やや難易度が高めです。..

Liquid

5か月前

【Shopify Liquid】カート内で1つの注文に同時購入を防ぐシンプルな方法

ここで使われているのが、Liquidでよく用いられる「フラグ(真偽)」という考え方です。..

STORY

5か月前

なぜ鳥の巣はあんなに頑丈なのか?成功における「うまくいかない瞬間」の重要性

鳥の巣の初期段階のように、私たちの挑戦も、最初は失敗と不安定の連続です。..

Liquid

5か月前

【Shopify Liquid】商品ページの「オプション」を色か画像にしたい

そもそもShopifyの商品オプションに画像や色を登録できるのか?..

STORY

5か月前

現代言語哲学の巨人が教えてくれた「失敗する人の口癖」とは

あの時もし、あの会社に転職していたら・・..

アプリ

5か月前

【Shopifyアプリ】商品ページから簡単に見積もりを送信!履歴から下書き注文作成も可能

旅行会社、工事や建築、リフォーム業、OEM制作、ノベルティ制作、レンタル業なども十分対応できる‥..

STORY

6か月前

40代・50代にとって新たな挑戦が「苦痛」である理由・・私が救われたニーチェの言葉

苦しみがあるからこそ、深みが生まれる。..